フジクラ VENTUS TR BLUE VeloCore+ シャフト 実戦試打レビュー|5フレックス打ち比べ・弾道データ完全解析

フジクラ VENTUS TR BLUE VeloCore+ シャフト 試打レビュー

先日、フジクラの新作シャフト「VENTUS TR BLUE VeloCore+」を5-Rから7-Xまで全フレックス打ち比べてきた。結論から言うと、前作TRブルーよりマイルドでしっとりした振り心地に進化しており、捕まりの良さと低スピンの強弾道が高次元でまとまった一本だ。特に6-Xでのキャリー290y超えには正直驚いた。

フジクラ VENTUS TR BLUE VeloCore+ シャフト

<目次>

  1. VENTUS TR BLUE VeloCore+ とは?
  2. 前作との違い・進化ポイント
  3. 詳細スペック一覧(全フレックス)
  4. 実戦試打インプレッション(フレックス別)
  5. こんなゴルファーにおすすめ
  6. 価格・発売日・購入方法
  7. まとめ

1. VENTUS TR BLUE VeloCore+ とは?

VENTUSシリーズの中で「捕まり系・中調子」として定評のあるブルーカラーの最新モデルだ。「TR」はツアーレベルのスペックを意味し、今作からVeloCore Plus テクノロジーを新搭載。チップ径15.35mmのスリーブ対応で、テーラーメイド・キャロウェイ・コブラなど多くのドライバーヘッドに装着可能だ。フレックスは5-Rから7-Xまで5種展開し、幅広いヘッドスピード層をカバーする。

2. 前作との違い・進化ポイント

  • 打感のマイルド化
    前作TRブルーは先端にピンとしたハリ感があった。今作はそのハリ感が抑えられ、しっとりとした振り心地に変わった。硬さの中にしなやかさがあり、タイミングが取りやすい。

  • デザイン変更
    手元側の黒っぽいカラーリングは前作と同様だが、先端との切り替わり部分が紺色からマットな質感に変化。全体的にマットでシックな印象になった。

  • VeloCore Plus 搭載
    シャフト全体の剛性分布を最適化するコア技術。各フレックスで段階的に特性が変化しつつも、全体としてのバランスを保つ設計だ。

3. 詳細スペック一覧(全フレックス)

フレックス 重量 トルク 調子 チップ径
5-R 61.0g 3.8 中調子 15.35mm
5-S 61.0g 3.4 中調子 15.35mm
6-S 68.5g 3.1 中調子 15.35mm
6-X 69.0g 2.9 中調子 15.35mm
7-X 76.5g 2.7 中調子 15.35mm

4. 実戦試打インプレッション(フレックス別)

すべてテーラーメイド Qi4D ドライバー(10.5°)に装着して計測した。

5-R(CS: 43.3m/s・キャリー238y・トータル259y・スピン2,304rpm)
柔らかさを感じるが、先端が負ける印象はない。しなりを全身で感じられるフレックスで、力みを抑えてリズムよく振りたい場面に適している。HS40〜43m/s前後のゴルファーの主力シャフトになりうる。

5-S(CS: 43.3m/s・キャリー237y・トータル269y・スピン2,094rpm)
5-Rより手元にしっかり感が加わり振りやすさが増した。シャフトがスイングのタイミングを教えてくれるような感覚で、インから自然に捕まえられる。スピンも抑えめで、オールマイティに使える汎用性の高いスペックだ。

6-S(CS: 45.9m/s・キャリー249y・トータル280y・スピン2,394rpm)
手元側のハリを感じるが振り抜ける安定感がある。暴れにくく低スピンの強弾道が出やすい。HS44〜47m/s前後でシャフトの硬さを求めるゴルファーにちょうど良い一本だ。

6-X(CS: 49.7m/s・キャリー290y・トータル311y・スピン2,103rpm)
全フレックス中もっとも印象的だったのがこれだ。叩きにいっても左へのミスが出にくく、強弾道のフェードが自然に打てる。キャリー290y・トータル311yというデータが物語る通り、飛距離性能は別格だ。HS47〜50m/s前後のゴルファーに強くおすすめしたい。

7-X(CS: 49.2m/s・キャリー292y・トータル309y・スピン2,189rpm)
重量感が増し、動きがまったりとする。タイミングを合わせるのが難しく、無理に振るとヘッドが遅れる。HS50m/s以上のパワーヒッター向けで、スピンをとことん抑えたい上級者に絞られるスペックだ。

📊 試打評価

✅ 良かった点 ⚠️ 気になった点
  • 前作より打感がマイルドでしっとりした振り心地
  • 5-Rから7-Xまで幅広いフレックス展開
  • 捕まりが良く低スピンの強弾道が出やすい
  • 6-Xで290y超えキャリーを計測
  • 7-Xはヘッドスピード不足だとタイミングが難しい
  • 価格が55,000円(税込)とやや高め
  • 先端の張り感は前作TRより抑えめで好みが分かれる
🚀 飛距離
 
88
⬆️ 上がりやすさ
 
82
🎯 つかまり
 
85
🛡️ 寛容性
 
80
🎮 操作性
 
83
✋ 打感
 
88
🎯 方向安定性
 
86
86
総合評価 / 100
幅広いHSに対応する捕まり系の完成度高いシャフト

5. こんなゴルファーにおすすめ

  • 捕まりが良く低スピンの強弾道を求めるゴルファー

  • 前作VENTUSブルーを使っていたが、もう少し柔らかいフィーリングが欲しい方

  • HS43〜50m/s前後で自分に合ったフレックスをフィッティングで見極めたい方

  • テーラーメイド・キャロウェイ・コブラなどのドライバーとの相性を試したいゴルファー

競合シャフトとの比較

三菱 TENSEI CK PRO ORANGE と比べると、VENTUSブルーはより捕まり系で中調子の性格が強い。グラファイトデザイン Tour AD PTと比べるとしっとり感があり、ドローヒッターにはVENTUSブルーのほうが扱いやすい印象だ。

6. 価格・発売日・購入方法

7. まとめ

フジクラ VENTUS TR BLUE VeloCore+ は、前作TRより打感がマイルドに進化しながら、捕まりと低スピン弾道という本来の強みをさらに磨いた一本だ。5-Rから7-Xまで幅広いフレックスで多くのゴルファーに対応できる。個人的にもっとも刺さったのは6-Xで、叩けるのに暴れない安定感は唯一無二だ。フィッティングで自分のスペックを確認した上でぜひ試してほしい。

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