先日、三浦技研 MIURA PI-402アイアンを試打してきた。結論から言うと、「飛び系アイアンでこの打感はあり得ない」と感じた。7番でキャリー162y(HS約38m/s)を記録しながら、インパクトの感触はまるで軟鉄鍛造のような柔らかさだ。三浦技研が数年ぶりに投入した飛び系、その実力は本物だった。

<目次>
- 三浦技研 PI-402とは?
- 主要テクノロジー・進化ポイント
- 詳細スペック一覧
- 実戦試打インプレッション
- こんなゴルファーにおすすめ
- 価格・発売日・購入方法
- まとめ
1. 三浦技研 PI-402とは?

三浦技研(MIURA)といえば、軟鉄鍛造の聖地・兵庫県が生んだ世界最高峰のアイアンメーカーだ。職人の手仕事による精緻な仕上げと圧倒的な打感で、世界中のツアープロとゴルフマニアを魅了してきた。
その三浦技研が数年ぶりに飛び系アイアンに本気で挑んだのが「PI-402」だ。従来の三浦アイアンのイメージを覆す革新的な複合素材構造を採用し、飛距離性能と打感の両立という難題に正面から挑んでいる。
「シュッとした和顔」の美しいフォルムは一目で三浦と分かる品格を持ちながら、内部には最新テクノロジーが詰まっている。長く愛用できる道具としての完成度は、さすがMIURAと言わざるを得ない。
2. 主要テクノロジー・進化ポイント

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クロモリフェース(SAE8655ニッケルクロムモリブデン鋼)
フェース素材に高弾性クロモリ鋼を採用。高い反発力と耐久性を両立し、インパクトエネルギーをボールに最大限伝える。通常の軟鉄より硬いのに、打感は驚くほど柔らかい。 -
8620軟鉄ボディ+35gタングステンウェイト
ボディは三浦お得意の8620軟鉄鍛造。ソール内部に35gのタングステンウェイトを内蔵し、重心を極限まで低く・深くすることで高弾道と低スピンを実現している。 -
TPU振動抑制プレート×2枚
ヘッド内部にTPU(熱可塑性ポリウレタン)プレートを2枚封入。余計な振動をカットして打感を柔らかくする。この二重TPU構造が「飛び系なのに三浦の打感」を生み出す秘密だ。 -
山形ソール設計
ソールが山型(アーチ状)になっているため、ダフリ気味・掬い打ち気味のショットでもソールが地面をスムーズに抜ける。バウンスを打ち込んでも気持ちよく抜けてくれる。
3. 詳細スペック一覧

| 項目 | スペック |
|---|---|
| フェース素材 | SAE8655ニッケルクロムモリブデン鋼(クロモリ) |
| ボディ素材 | 8620軟鉄鍛造 |
| タングステンウェイト | 35g(ソール内蔵) |
| 振動抑制材 | TPUプレート×2枚 |
| #4ロフト | 21° |
| #5ロフト | 23° |
| #6ロフト | 26° |
| #7ロフト | 29° |
| #8ロフト | 33° |
| #9ロフト | 38° |
| PWロフト | 43° |
| GWロフト | 48° |
| 付属シャフト | THREERING SYUHARI アイアン VII (70) |
| ソール形状 | 山形(アーチ状) |
4. 実戦試打インプレッション

まず構えてみると、ヒールがやや高めの「和顔」フォルムが目に入る。いかにも三浦らしいシュッとした顔立ちで、アドレスに入った瞬間から安心感がある。ロフトは29°だが、見た目は30〜31°くらいに感じる自然な面つきだ。
実際に打ってみると、インパクトで「パチン」という音とともにスムーズにボールが通過していく感覚があった。弾くというより「ム」に近い、肉厚で芯のある打感だ。TPU二重構造の効果が明確に感じられる。当たっているのに軽い——これが三浦PI-402の独特な感触だ。
計測データ(7番アイアン・29°)
| データ項目 | 計測値(7番・29°) |
|---|---|
| ヘッドスピード | 38.5 m/s |
| ボールスピード | 51.6 m/s |
| スマッシュファクター | 1.34 |
| スピンレート | 5,134 rpm |
| 打ち出し角 | 19.8° |
| キャリー | 162.2y |
| トータル | 166.9y |
| ランディングアングル | 32.6° |
個人的に驚いたのはスピンコントロールの良さだ。ロフト29°で5,000rpm超のスピンが乗り、高い弾道で落下角もしっかりついてくる。飛び系によくある「スピン不足でグリーンに止まらない」という問題がまったく感じられなかった。
山形ソールの効果も絶大だ。ダフリ気味に入ってもソールが地面をスーッと抜けてくれて、ミスへの寛容性が非常に高い。正直に言うと、ここまで抜けてくれるとは思っていなかった。
試打評価
| 良かった点 | 微妙な点 |
|---|---|
| ✅ クロモリ×TPU×軟鉄の打感は別格の柔らかさ | ⚠️ 約315,000円〜と価格は高め(三浦技研の品質への対価) |
| ✅ タングステン低重心で7番196yの驚異的飛距離 | ⚠️ HS38m/s以下だと恩恵を最大限受けにくい |
| ✅ 山形ソールのダフリ・掬い打ちへの抜群の抜け感 | ⚠️ 付属シャフトはやや軽め(カスタムシャフト推奨) |
| ✅ シュッとした和顔の美しいデザインで長く使える | ⚠️ 番手ごとのロフト設定が強いため距離の再計算が必要 |
| 🚀 飛距離 | 90 | |
| ⬆️ 上がりやすさ | 87 | |
| 🎯 つかまり | 78 | |
| 🛡️ 寛容性 | 82 | |
| 🎮 操作性 | 75 | |
| ✋ 打感 | 93 | |
| 🎯 方向安定性 | 80 |
5. こんなゴルファーにおすすめ
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飛距離を伸ばしながら打感にもこだわりたい人:飛び系と打感の両立は他ブランドでは難しい。三浦PI-402はこれを実現している。
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HS45m/s以上でもっと飛ばしたいアベレージ〜上級者:スペックを活かすには一定のヘッドスピードが必要だ。
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ダフリやすくてソールの抜けに悩むゴルファー:山形ソールがミスをしっかりカバーしてくれる。
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長く愛用できる品質の良いアイアンを探している人:三浦の仕上げは他と一線を画す。10年使えるクオリティがある。
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見た目にこだわる本物志向のゴルファー:和顔のシンプルなデザインは飽きがこない。
競合モデルとの比較
同価格帯の飛び系アイアンと比較すると、打感は三浦PI-402が頭一つ抜けている。タイトリストT200やキャロウェイAPEX系も優秀だが、インパクト時の柔らかさと品質感はMIURAならではの域だ。飛距離性能は互角以上、打感は圧勝と言える。
6. 価格・発売日・購入方法
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価格目安:フェアウェイゴルフUSAでのセット価格は約315,000円〜(為替レートにより変動)。国内正規品は三浦技研の取扱店で購入でき、同水準かそれ以上の価格帯となっている。
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購入方法:PI-402は2025年発売の最新モデルのため、楽天市場での新品在庫は現時点で限られている。国内では三浦技研の正規取扱ゴルフショップに問い合わせるか、フェアウェイゴルフUSAからの購入が確実だ。
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フェアウェイゴルフUSA:USAモデルでも品質・スペックは国内正規品と同等。在庫状況はフェアウェイゴルフ公式サイトで確認できる。
7. まとめ
総評:三浦技研 PI-402アイアンは、「飛び系なのに三浦の打感」という矛盾を技術で解決した一本だ。クロモリフェース、35gタングステン、TPU二重構造、山形ソールと全てのパーツが高次元で機能している。7番196yの飛距離と、軟鉄鍛造に匹敵する打感を同時に手にしたいなら、現時点でこれ以上の選択肢はないと感じた。
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