またこの男がやってくれました。ブライソン・デシャンボーが全英オープン直前にアイアンを丸ごと入れ替えようとしています。しかも今回、シャフトがカーボンからスチールに戻っているんです。メジャー週にギアチェンジ、もはや恒例行事ですね。

ロイヤルバークデールの練習場で新アイアンを目撃

7月16日開幕の全英オープンに向けて、月曜日のロイヤルバークデール練習場。デシャンボーが見慣れないアイアンを打ち込んでいる姿が確認されました。
ヘッドはこれまで使ってきたアヴォダ(Avoda)のプロトタイプではありません。形状的には今年前半に話題になった3Dプリント製ヘッドに近い印象です。ヒールとトウにウェイトが配置されたような構造も見て取れます。
まだテスト段階なので実戦投入されるかは分かりません。ただ、デシャンボーのことだから本番でいきなり使ってきても驚きません。
最大の注目はスチールシャフトへの回帰

正直、ヘッドよりもシャフトの変更のほうが気になります。デシャンボーはこれまでアイアンに「LAゴルフ Bad Prototype」という超硬カーボンシャフトを挿していました。彼専用に開発されたモデルです。
それが今回、明らかにスチールシャフトに戻っています。カーボン全盛の時代に逆行する選択。何か明確な理由があるはずです。
残念ながらシャフトのモデル名や重量は現時点で不明です。デシャンボーのヘッドスピードを考えると、かなりの重量帯・高剛性のモデルを選んでいるのは間違いないでしょう。どのブランドのどのモデルか、続報が楽しみです。
2026年はドライバーもウェッジも総入れ替え

今季のデシャンボーはアイアンだけじゃなく、バッグの中身を大幅に刷新しています。時系列で振り返ってみます。
ドライバー(6月・全米オープン)
長年エースだったクランク Formula Fire Proから、テーラーメイドと共同開発した「Qi4D 200+ Proto」に変更。シャフトもProject X Prototype D70に切り替えました。本人いわく「同じ曲がり幅のまま、もう少し速くできるものに取り組んでいる」とのこと。
ウェッジ(LIVシンガポール大会)
ピンのS159(50度)とGlide 4.0(56度)を抜いて、ベティナルディ HLX Forgedに入れ替えました。ウェッジブランドまで変えるのは珍しい動きです。
アイアン(7月・全英オープン週、テスト段階)
アヴォダのプロトタイプ+LAゴルフ Bad Prototypeの組み合わせから、新ヘッド+スチールシャフトへ。詳細はまだ不明ですが、ヘッドもシャフトもオールチェンジの方向です。
去年のセッティングとはもう完全に別モノですね。ここまで変えるプロも珍しい。
デシャンボーがスチールに戻した背景を考える

カーボンシャフトはアイアンでも主流になりつつあります。軽量で振動吸収性が高く、体への負担も少ない。多くのツアープロが採用しています。
ただ、デシャンボーのスイングは常識の範囲外です。あのスピードとパワーでアイアンを叩くと、カーボンでは挙動が安定しない場面もあるのかもしれません。リンクスコースの強風下で求められる弾道コントロールを考えると、スチールの「しなり戻りの安定感」を取った可能性があります。
あるいは単純にフィーリングの問題かもしれません。デシャンボーは数値とデータで判断する人ですが、最終的には自分の感覚を信じるタイプ。スチールの打感や操作性に手応えを感じたのかもしれません。
まとめ
デシャンボーの2026年シーズンは、ドライバー・ウェッジ・アイアンと主要クラブをほぼ全取っ替えする異例の展開です。特にアイアンのスチールシャフト回帰は、カーボン全盛の流れに一石を投じる動きになるかもしれません。全英オープン本番で実際にバッグに入るのか、そしてどんなパフォーマンスを見せるのか。ギア好きとしては目が離せない一週間になりそうです。



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