ついに来ました、Titanシリーズの第3弾。その名も「Titan Green」。ジョンディアクラシックの会場でひっそりとツアーデビューを果たしたこのシャフト、コンセプトはズバリ「スピンキラー」です。吹き上がりに悩むハードヒッターには見逃せない一本になりそうです。

Titan Greenとは? ── シリーズ最強の低弾道・低スピンモデル

Project X(True Temper傘下)のTitanシリーズは、2026年1月発売の「Titan Black」、5月にツアー投入された「Titan Yellow」と展開してきました。そこに加わった第3のモデルがTitan Greenです。
かつて「Hulk」の愛称で親しまれた「HZRDUS Smoke Green」の後継という位置づけ。Project Xのカラーチャートでグリーンは「最も低打ち出し・低スピン」を意味します。公式コメントでも「力強く貫通力のある弾道を生み出す」と明言されています。
キャッチコピーの「スピンキラー」がすべてを物語っていますね。余計なスピンを徹底的に排除する、ある意味とがった設計思想のシャフトです。
設計の核心 ── EIプロファイルとSynexテクノロジー

Titan Greenの剛性分布はTitan Blackがベースになっています。ただし、グリップ側・中間部・先端部のすべてをさらに硬く仕上げているのがポイント。とくに先端側の剛性は一気に跳ね上がっています。
「全部硬くしただけでしょ?」と思うかもしれません。でもそう単純じゃないんです。Titan特有の「中間部よりグリップ側がわずかに柔らかい」フィーリングはしっかり残しています。硬いだけのガチガチシャフトとは別物です。
さらに注目したいのがSynex(SynX)テクノロジーの強化。これはスイング中にシャフトが楕円形に変形するのを防ぐ技術です。Titan Greenでは従来より多くの素材を追加投入しています。
その結果、最速クラスのヘッドスピードでもインパクト時のフェースのブレを最小限に抑える安定性を実現したとのこと。トルク値はTXフレックスで2.3°。シリーズ最小の数値です。
Titanシリーズ3モデルの違いを整理する
現時点でTitanシリーズは3モデル。それぞれキャラクターがはっきり分かれています。
Titan Black:シリーズの基本形。標準バランスで万人向けの設計。
Titan Yellow:カウンターバランス(高バランスポイント)設計。重ヘッドや長尺ビルドとの相性が良い仕様です。
Titan Green:シリーズ最高剛性・最低トルク。最速スインガーのための「スピンキラー」。
3モデルとも方向性がまったく違うので、選択に迷うことは少ないはず。自分のスイングスピードと球筋の悩みに合わせて選ぶのが正解です。
価格はTitan Greenのみ未発表ですが、BlackとYellowが350ドルなので同価格帯になる可能性が高いと見ています。
ツアーでの実績 ── すでに優勝シャフトが生まれている
Titanシリーズはツアーですでに結果を残しています。
2026年5月のCJカップ・バイロンネルソンでは、ウィンダム・クラーク選手がTaylorMade Qi4DにTitan Yellow 60 TXを組み合わせて優勝。翌6月の全米オープンでも同じセッティングで勝っています。
ちなみに同選手はCJカップの時点で3番ウッドにTitan Black 80 TXを入れていました。複数モデルを使い分けているあたり、Titanシリーズへの信頼度の高さがうかがえます。
そしてTitan Greenは2026年6月末のジョンディアクラシックでツアーデビュー。現在ツアートラックでの組み立てが進んでいるようです。実戦での成績が出てくるのはこれからですね。
日本での入手方法は?
残念ながら、現時点でTitanシリーズは日本国内で正規販売されていません。True Temper Japanのサイトにも掲載がない状況です。
Titan Blackが米国で2026年1月に発売されてから半年以上経過しても日本未展開。Titan Greenの国内販売はさらに先になるのが現実的な見方です。
どうしても早く手に入れたい方は、海外通販の並行輸入ルートを検討するしかなさそうです。
まとめ
Titan Greenは、シリーズ最高の剛性と最低トルク2.3°で吹き上がりを徹底的に潰す「スピンキラー」シャフトです。かつてのHulkが好きだった方にはドンピシャのアップグレード候補になるはず。ただし対象は明確にハードヒッター。ヘッドスピード50m/s以上の方が本領を発揮できるモデルだと思います。ツアーでの実戦データが出てきたら、また続報をお届けします。
プロジェクトX Titan Blackはフェアウェイゴルフで購入可能です。



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