「ヒールシャフトなのにフェースが開閉しない」——。この矛盾めいた感覚が、手のひらを通じて脳に直撃した。先日、発売前に開催されたメディア試打会でL.A.B. Golf LINK 2.1 HSを実際にグリーンで打ってきた。結論から言うと、ブレード型パター好きがずっと待ち望んでいた一本だ。ショートパットの安心感が別次元だった。
目次
- LINK 2.1 HS / 2.2 HSとは?(狙いと立ち位置)
- キーテクノロジー:Lie Angle Balance/ディープフライミル303SS/アルミホーゼル
- 外観と構えやすさ:2.1 vs 2.2の違い
- 実戦試打インプレ:ショート/ミドル/ロング、打感・距離感・許容性
- スペック・価格・入手性(楽天/Amazon/Yahoo!)
- こんなゴルファーに刺さる
- まとめ&コールトゥーアクション
1. LINK 2.1 HS / 2.2 HSとは?(狙いと立ち位置)
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L.A.B. Golfはこれまでセンターシャフトを中心にゼロトルクパターを展開してきた。独自のLie Angle Balance技術でフェースの開閉を限りなくゼロにする設計が最大の武器だ。だが「見た目が好みじゃない」と敬遠するブレード派が多かったのも事実。
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今回のLINK 2.1 HS/2.2 HSは、ヒールシャフト化によってその壁を取り払うモデル。センターシャフト特有の構えにくさが解消され、Anser型ブレードに慣れたゴルファーが違和感なく移行できる。
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「ピン型のルックスが好き。でもストローク中にフェースがブレるのが怖い」——そんな人にど真ん中の提案だ。PGAツアーではポットギーターがプレーヤーズ選手権でいきなり実戦投入し、注目度は一気に跳ね上がった。
筆者の第一印象:アドレスした瞬間、「ああ、普通のピン型だ」と安堵した。ヒールからスッと伸びるシャフトラインが目に馴染む。構えただけでは特殊なパターだとまず気づかないだろう。
2. キーテクノロジー:Lie Angle Balance/ディープフライミル303SS/アルミホーゼル
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Lie Angle Balance(ゼロトルク)
アドレス時のライ角でヘッドが自然に釣り合うよう設計されている。通常のパターはシャフトで吊るとトゥが垂れるが、LABパターはフェースが天を向いたまま静止する。この状態がストローク中も維持されるため、フェースの開閉がほぼゼロになる。極端に言えば「手首が悪さをしても真っすぐ出る」感覚だ。 -
ディープフライミル加工303ステンレスフェース
フェース面に深いフライス溝を刻んだCNCミルド加工。この溝がインパクト時のボール初速のバラつきを吸収する。打感は柔らかく、転がりの均一感が非常に高い。ボールがフェースに「ぺたっ」と吸い付く感触がある。 -
アルミホーゼル+8ウェイト設計
ヒールシャフトにすると重心がヒール側に偏る。その偏りを補正するために軽量アルミ製ホーゼルを新設計し、さらにソールに8個のウェイト(ヒール側4個+トゥ側4個)を配置。この精密なバランス調整があるからこそ、ヒールシャフトでもゼロトルクが成り立つ。裏側を見ると「よくここまで詰め込んだな」と思わず唸る。
3. 外観と構えやすさ:2.1 vs 2.2の違い
LINK 2.1 HSはクラシックなナローブレードのAnser型。トゥとヒールがキュッと絞られ、シャープで精悍な顔つきだ。ブラックPVDコーティングの質感も高く、照り返しがほぼない。一方、LINK 2.2 HSはワイドボディのスクエアバック。フランジが広く後方に張り出しており、アドレスで見下ろすと安心感が段違いに大きい。個人的には2.1のシャープさが好みだが、寛容性を求めるなら2.2一択だろう。なお、両モデルともオンセット(前傾)があるため最初は少し独特な見え方に戸惑うかもしれない。正直、最初の数球は「ん?」と思ったが、10球も打てば違和感は消えた。数ラウンドで完全に慣れるはずだ。
4. 実戦試打インプレ
ショート(〜1.5m)
ここがこのパター最大の見せ場だった。1〜1.5mのプレッシャーパットを10球打って、カップインは8球。残り2球もカップの淵を舐めた。とにかくフェースがブレない。テークバックで「あ、ちょっと引っかけたかも」と感じてもボールは真っすぐ出る。ゼロトルクの恩恵をもっとも感じる距離帯だ。短いパットで手が動かなくなるタイプの人にこそ試してほしい。
ミドル(2〜5m)
3m前後のパットでは転がりの均一感に驚いた。ディープフライミルフェースのおかげか、どの強さで打ってもボールの転がり方が揃う。距離感を「強さ」ではなく「振り幅」だけでコントロールできる感覚。ラインに乗せる精度も高く、カップ周辺にボールが集まる印象だった。
ロング(6m〜)
6m以上では、さすがにタッチの出し方に慣れが必要だと感じた。ゼロトルクゆえにフェースローテーションで距離を微調整する打ち方が使えない。純粋にストローク幅で合わせる必要がある。ただ逆に言えば、振り幅さえ合えば距離は安定する。ロングパットでも大きなショート・オーバーが出にくかった。
打感・音
LINK 2.1 HSの打感は最高に柔らかい。フェースにボールが沈み込むような感触で、手のひらにしっとり伝わる。「303ステンレスのCNCミルってこんなに柔らかいのか」と驚いた。一方、LINK 2.2 HSはやや締まった打感。ワイドボディのためか打音もわずかに低く響く。個人的には2.1のソフトフィーリングが好みだが、カチッとした手応えが好きなら2.2もアリだ。
許容性
LINK 2.1 HSはヘッドがコンパクトな分、芯外れのフィードバックがしっかり手に伝わる。ミスを自覚しやすい反面、許容範囲は2.2に劣る。LINK 2.2 HSはスクエアバックの慣性モーメントが効いていて、トゥ側やヒール側に外しても方向の狂いが小さい。パッティングに自信がない人は2.2の方がスコアに直結しやすいだろう。
5. スペック・価格・入手性(楽天/Amazon/Yahoo!)
主な仕様
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ヘッド形状:LINK 2.1 HS(ナローブレード Anser型)/LINK 2.2 HS(ワイドブレード スクエアバック)
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素材:303ステンレス(100% CNCミル加工)
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フェース:ディープフライミル加工303ステンレス
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ホーゼル:アルミ製ヒールシャフト
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ソールウェイト:8個(ヒール4+トゥ4)
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仕上げ:ブラックPVDコーティング
日本国内の価格目安
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139,700円 発売日は2026年4月23日。
USAモデルだと少し安く買えるのでおすすめ。USAモデルでも見た目や性能、スペックは何も変わらない。
6. こんなゴルファーに刺さる
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ピン型ブレードの見た目が好きだけど、フェース開閉に悩んでいる人。ゼロトルクがその悩みを根本から解決してくれる。
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1〜2mのショートパットに苦手意識がある人。プレッシャー下でフェースがブレない安心感は精神的な支えになる。
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L.A.B. Golfに興味はあったが、センターシャフトの見た目が受け入れられなかった人。ヒールシャフトで一気にハードルが下がった。
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PGAツアーの最新ギアトレンドをいち早く取り入れたいギア好き。ポットギーターが実戦投入した話題のモデルだ。
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パッティングの再現性を機材の力で底上げしたい人。フェースミルの均一な転がりと合わせて、スコアに直結する武器になる。
7. まとめ
総評:LINK 2.1 HS / 2.2 HSは、ヒールシャフトという馴染みあるルックスにゼロトルク技術を詰め込んだ画期的なパターだ。ディープフライミルフェースの柔らかい打感と安定した転がり、そしてフェースが開閉しない方向性。この三拍子が揃えば、1ラウンドで2〜3パットは確実に減らせると感じた。個人的には、試打会のグリーンで打った瞬間にエースパター候補に急浮上した一本だ。
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まずはパッティングラボやショップの試打会でゼロトルクの感覚を体験してみてほしい。一度味わうと元のパターに戻れなくなる。
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