【150万円】ブライソン・デシャンボーが投入した新アイアン「BAD V3-W」とは?

新製品情報

ブライソン・デシャンボーが投入した新アイアン「BAD V3-W」とは?

2025年6月のLIVゴルフ・バージニア大会で、ブライソン・デシャンボー選手が新たに投入したプロトタイプアイアン「BAD V3-W」が大きな注目を集めています。彼が設計に深く関わったこのモデルは、従来の常識を覆すような革新性に満ちたクラブです。

科学に基づいた革新的な設計思想

BAD V3-Wは、デシャンボー選手がLA Golfと共同で開発したもので、特にスイング効率とボール挙動の安定性を重視して設計されています。最大の特徴は、一般的にはドライバーにしか採用されない「バルジ&ロール技術」をアイアンに導入している点です。これにより、フェースのミスヒット時でもサイドスピンが抑制され、よりまっすぐな球筋が期待できます。

全番手同一長のシャフトと重心設計

デシャンボー選手が長年こだわり続けてきた「ワンレングス(全番手同一長)」のシャフト設計も健在で、BAD V3-Wでは全番手が37.5インチに統一されています。また、トゥ側に約80gのタングステンウェイトを内蔵し、ヘッドの返りすぎを防ぐことで、安定したドロー弾道を生み出す設計となっています。

実戦投入でいきなり話題に

デシャンボー選手は、このアイアンをLIVゴルフ・バージニア大会で初使用しました。直前までは3Dプリント技術で作られたAvoda Golfのアイアンを使用していましたが、より高い精度のアプローチショットを求めてBAD V3-Wへの切り替えを決断したようです。実際のプレーでもその効果は明確で、安定感あるショットを披露していました。

現時点では市販されていないカスタムモデル

このアイアンは現在のところ市販されておらず、完全なカスタム仕様です。製作には約10,000ドル(日本円で約150万円)ものコストがかかっており、デシャンボー専用に設計されたハイエンドモデルです。一般市場への展開は未定ですが、注目度の高さから今後限定販売される可能性も否定できません。

アイアン以外も注目の最新セッティング

BAD V3-Wと同時に、彼のクラブセッティングにも変化が見られました。ドライバーにはKrank GolfのFormula Fire(6°)、フェアウェイウッドには同シリーズの3+と5番、ウェッジにはPingのS159やGlide 4.0を採用。ボールは引き続きTitleist Pro V1xを使用しています。すべてのクラブが彼のハイパフォーマンスに最適化されており、科学と実戦経験が融合したセッティングとなっています。

今後の一般展開に期待

デシャンボー選手の新たな挑戦とも言えるBAD V3-Wは、性能面でも話題性でも非常に魅力的なモデルです。今後、彼の活躍とともにこのクラブの注目度が高まれば、アマチュアゴルファーへの限定リリースなども期待できるかもしれません。革新的なアイアンを求めるゴルファーにとって、今後の動向から目が離せません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました