筆者が今季もっとも注目していた“ゼロトルク”設計を採用した最新マレット、Spider ZT をコースで試打してきた。結果から言えば「パッティングの再現性」がワンランク上がる感覚。40 代でもまだスコアを伸ばしたい私には頼もしい一本だった。
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目次
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Spider ZT とは?
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主なスペック&テクノロジー
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実際に打ってみた正直レビュー
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どんなゴルファーに合う?
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バリエーションと価格情報
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まとめ & コールトゥーアクション
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1. Spider ZT とは?
Spider シリーズで初めて“ゼロトルク=トーアップ”バランスを採用したモデル。シャフトをヘッド重心に直結させ、インパクト時のフェース開閉を最小化することで、芯を外しても真っすぐ転がる設計だ。高慣性モーメントはそのままに、引っ掛けやプッシュを抑えたいゴルファーの味方となる。
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2. 主なスペック&テクノロジー
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ロフト / ライ角:2.5° / 70°
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ヘッド重量:標準 370 g、カウンターバランス 395 g、ロング 470 g
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長さ:33″・34″・35″(標準)/36″・38″(CB)/46″(ロング)
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Pure Roll インサート:45°グルーブで順回転を促進
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高比重前方ウェイト+6061 アルミフレームで MOI 5,000 g cm² 超
数値上は「いやでも安定しそう」と思わせるが、実際のフィーリングは後述の通り。
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3. 実際に打ってみた正直レビュー
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構えやすさ
センターシャフト&フェース真後ろのアライメントラインが球幅ジャストで、構えた瞬間に「狙いが決まる」。 -
転がり
3 m の下りを 10 球連続でテスト。芯を微妙に外してもほとんどラインを外さず、7 球がカップイン。残り 3 球もタップイン圏内。 -
打感 / 音
Surlyn×アルミ複合インサートのおかげで「コツッ」とソフト。硬いボールでも耳障りにならず、距離感が合わせやすい。 -
気になった点
トゥーヒール慣性が強いため、意図的にフェースを開閉してタッチを出すタイプには合わないかもしれない。
総じて“真っすぐ打ち出したい派”の筆者にはドンピシャ。
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4. どんなゴルファーに合う?
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パッティングストロークを肩主体で行い、手首を抑えたい人
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ミスヒット時の距離ブレ・方向ブレを減らしたい人
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大きめマレットでも視覚的にスッキリしたい人(センターシャフト効果)
逆に、フェースローテーションを積極的に使う“アーク型”のプレーヤーは要試打。
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5. バリエーションと価格情報
モデル | 長さ | ヘッド重量 | 参考価格 (US) |
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標準 | 33″ / 34″ / 35″ | 370 g | $449.99 |
カウンターバランス | 36″ / 38″ | 395 g | $499.99 |
ロング | 46″ | 470 g | $549.99 |
国内実勢は 7~9 万円前後が想定レンジ。発売日は 2025 年 6 月 19 日(予約受付中)。日本公式サイトによると7月予約分は売り切れとのことで、購入は(USモデルはフェアウェイゴルフにてまだ注文が可能な状態)
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6. まとめ
ゼロトルク×高 MOI のコンビネーションは、想像以上に“自動運転”感覚。筆者の平均パット数も 1.5 打改善した。
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「真っすぐ」「安定」「距離感」を求めるあなたのエースパター候補になるはずだ。
🛒 発売情報と購入方法
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発売日:2025年7月4日(金)、日本国内で数量限定販売予定 現在売り切れ
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予約開始:6月11日より公式発表、6月26日までに各店で予約受付が終了し、7月4日から通常販売が開始されます
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価格情報:
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スタンダード(33/34/35インチ):税込66,000円 フェアウェイゴルフで見る
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カウンターバランス(36/38インチ):税込71,500円 フェアウェイゴルフで見る
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ロングモデル(46インチ):税込77,000円 フェアウェイゴルフで見る
- USモデルはフェアウェイゴルフにて現在注文可能。
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テーラーメイド公式オンラインストア
6月26日までは予約受付、7月4日より一般販売開始。現在売り切れ -
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Spider ZTは、ゼロトルク設計と高いMOIを兼ね備えた、革新的なパターです。安定したパッティングを求めるゴルファーにとって、注目のモデルとなるでしょう。
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