「15〜20ヤード前に出る」と豪語する超高級ボール Attomax。
1ダース 3万円超という価格は“常識外”だが、AMP(Amorphous Metal Powder)テクノロジーによって 世界最長飛距離ボールとしてギネス級の認定を受けたという。
今回は SOFT/MEDIUM/HARD の3モデルを実際にコース&GCQuadでテスト。飛距離・スピン・打感のリアルをお届けする。
目次
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Attomax とは?――AMP テクノロジーの概要
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各モデルのスペック早見表
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試打環境と計測方法
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モデル別インプレッション
4‑1. SOFT(50‑90 mph 向け)
4‑2. MEDIUM(86‑105 mph 向け)
4‑3. HARD(105 mph+ 向け) -
テクノロジー分解:AMP パウダーの正体
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購入ガイドと価格情報
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まとめ――誰が買うべきか?
1. Attomax とは?――AMP テクノロジーの概要
公式サイトによれば、アモルファス金属粉末(AMP)をコアに複合。衝突エネルギーを効率的に変換し、ロボットテストでは他社13ブランドを平均15ヤード上回ったという。USGAルール適合外ではあるが、“最長”を体験したいゴルファーに対し強烈な訴求力を放つ。
2. 各モデルのスペック早見表
モデル | 推奨ヘッドスピード | フィーリング | 弾道設計 | COR | 重量 | 価格(日本公式税込)* |
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SOFT | 40m/s以下 | とてもソフト | 高弾道・高スピン | 0.810± | 45.5 g± | 39,600円/1ダース |
MEDIUM | 38 – 47m/s | ややソフト | 中高弾道・低スピン | 0.815± | 同左 | 39,600円/1ダース |
HARD | 47m/s以上 | しっかり | 高弾道・極低スピン | 0.820± | 同左 | 39,600円/1ダース |
*正規輸入代理店(AS GOLF、Okazaki Internationa)7月時点の販売価格。数量限定で値動きあり。
3. 試打環境と計測方法
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クラブ:TSR3 ドライバー 10°(TENSEI 1K 50 S)/#7 アイアン T100
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弾道計測:GCQuad(屋外モード)
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気温 29℃・微風
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各モデル ドライバー10球・アイアン10球平均
4. モデル別インプレッション
4‑1. SOFT
ドライバー平均キャリー:258.4y(筆者 H/S 44 m/s)
高弾道でふわりと浮き、降下角が大きいおかげでキャリーが伸びる。打感は Pro V1x Left Dash を更に柔らかくしたイメージ。グリーン周りではフェースに“吸いつく”感覚があり、スピン量も十分。
4‑2. MEDIUM
ドライバー平均キャリー:264.9y
3モデル中もっともバランス良好。打感はややソリッドながら硬過ぎず、吹け上がりも抑えめ。アイアンでは既存 gamer(TP5)対比で**+7y**のキャリーを記録した。筆者はこれが最もエース候補。
4‑3. HARD
ドライバー平均キャリー:272.3y
当たり負けゼロの硬質フィーリング。打ち出しは高いがスピンが極端に低く、強烈な前進力で転がる。H/S 43 m/s 以下だとドロップしやすく、パワーヒッター限定。アゲンストにも強い。
5. テクノロジー分解:AMP パウダーの正体
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アモルファス(非晶質)金属は原子構造がランダムで“超弾性”を実現。
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コア中心部に高密度で配置し、インパクトで瞬時に形状回復→最大 COR 0.82 付近を実現。
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3‑layer Construction:高反発コア+アイオノマー中間層+高摩耗ウレタンカバー。ディンプルは直径別2種を混在させ揚力を最適化。
6. 購入ガイドと価格情報
販売チャネル | 価格帯 | メリット | 補足 |
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AS GOLF(楽天) | 39000円/ダース | 国内最速発送・ポイント還元◎ | ハーフダース 19,900円も有 |
Amazon.co.jp | 39000円 | タイムセール有 | ハーフダース 19,900円も有 |
Okazaki International (yahoo) |
39000円 | paypayユーザーはお得 | ハーフダース 19,900円も有 |


“世界一”の飛びを自分の目で確かめたいなら、まずはハーフダースや1スリーブで試してみよう。楽天の AS GOLF ならポイント還元で実質負担を抑えられる。
7. まとめ――誰が買うべきか?
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SOFT:球を上げたいミッド〜スロー swinger。グリーン周り重視。
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MEDIUM:平均的ヘッドスピードで飛距離+直進性を両取りしたい層(筆者推奨)。
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HARD:H/S 47 m/s 以上のパワーヒッターが、低スピンで“棒球”を打ちたい時の切り札。
価格は確かに高い。だが、筆者の実測で 最大+14ヤードの伸びを体験。競技非公認ゆえ公式戦では使えないが、エンジョイラウンドやプライベートマッチで“飛距離で圧倒”したい人には投資価値があると感じた。
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