USAモデルは先行発売 PING『iDi(アイ・ディー・アイ)』アイアン型ユーティリティ徹底レビュー――低スピンで狙える“ドライビングブレード”の実力

試打レビュー

導入

「ドライバーは得意だけど、風の強い日の2ndショットが怖い」――そんな上級者の悩みを解決すべく、PINGが放ってきたニューモデルが**『iDi』だ。iクロスオーバーの後継として誕生したこのクラブは、ツアーで早くも蝉川泰果らが投入する注目株。発売は2025年9月4日(木)**、数量限定の噂もあり、フィッティング予約がすでに動き出している。


目次

  1. iDiはどんなクラブ?

  2. 3大テクノロジーと構造

  3. 【試打インプレッション】筆者が感じた球筋・打感

  4. モデル別スペック一覧

  5. 価格・発売日・購入方法

  6. ツアー使用プロ情報

  7. まとめ & CTA


1. iDiはどんなクラブ?

  • カテゴリー:アイアン型ユーティリティ(Driving Iron)

  • 想定ユーザー:HS42m/s以上で、風に負けない低弾道を武器にしたい中上級者

  • ポジション:従来のクロスオーバーより操作性重視、アイアンセットとの流れが自然

ヘッドはヒール・トウを“キュッ”と絞り短めのヒール‐トゥ長×最小限オフセットで構えやすさは抜群。実戦投入しているプロいわく「左を怖がらずにフルターンできる」点が最大の魅力だという。

2. 3大テクノロジーと構造

  1. マレージング鋼薄肉フェース

    • 高強度マレージング鋼をLカップ状に採用し、反発エリアが前作比18%拡大。初速アップとグリーンで止まるスピンを両立。17‑4ステンレス+高比重タングステンウェイト

    • トウとシャフトチップにウェイトを配置した高慣性 i‑Beam 構造で左右ブレを最小化。打点ブレに強い。

  2. ショート&フラット設計

    • 番手ごとに1°フラット/0.25″短尺化し、アイアンライクなコントロール性を実現。

3. 【試打インプレッション】筆者が感じた球筋・打感

  • 2番(17°):ティーアップで打つとキャリー220Y、ランを含めて245Y。弾道は“ライナー気味”で、風に刺さるように前へ伸びる。

  • 3番(20°):芝からでも球が浮きやすく、キャリー205Y前後。スピン量が適度に入り、グリーン奥で止まる感触。

  • 打感・音:フェース中央でとらえると「パシュッ」と高めの金属音。マレージング特有の柔らかさに+αの伸びがあり、意外とフィーリングは優しい。

  • 許容性:トウヒット時でも初速低下が小さく、右のミスが軽減された。

総評:低スピン×強弾道なのに、ターゲットを刺すように止められる“ドライビングブレード”。風の中でスコアをまとめたい競技派には最強の武器になると感じた。

4. モデル別スペック一覧

番手 ロフト ライ角 長さ(inch) バランス 想定目的
2i 17° 58.5° 39.75″ D2 ティーショット代替
3i 20° 59.0° 39.25″ D2 ロングPar4の2nd
4i 23° 59.5° 38.75″ D2 200Y前後の狙い打ち

※標準シャフトはツアー2.0 Chrome 95(S/X)ほか、PCアイアンとの流れを意識したカーボン系も選択可。

5. 価格・発売日・購入方法

購入先 状況 価格目安 ポイント
国内正規販売店 予約受付中 41,800円(税込)/本 9/4(木)発売。フィッティング枠は早い者勝ち
フェアウェイゴルフ(USモデル) 発売中 USD 279 ≒ 44,000円前後+送料・関税 日本語サイト経由で購入可。最速で手に入る上、為替次第で国内より割安になるケースも


6. ツアー使用プロ情報

  • 蝉川泰果:全英前哨戦で2i投入、フェアウェイキープ率1位。

  • 金谷拓実:3iをティーショット専用でセッティング。

  • 海外勢:コリン・モリカワが練習ラウンドでテスト中との目撃情報。

7. まとめ & CTA

『iDi』は、「ウッドより狙えてアイアンより飛ぶ」理想のギャップフィラーだ。筆者が感じた最大の魅力は**“操作性◎”なのに“ミスヒット△”**というバランス。

  • いち早く試したいなら ▶︎ フェアウェイゴルフでUSモデルをチェック

  • 国内保証重視なら ▶︎ PINGフィッティングスタジオで予約

低スピンの直進弾道を体感すれば、秋の競技シーズン前にバッグの再編を決断したくなるはずだ。


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