タイトリスト GT1 3TOUR】実戦試打レビュー|ツアー顔なのにやさしく飛ばせる最新3番ウッド フェアウェイウッド選びで悩むポイントは「上がり切らずにドロップする」「つかまりすぎて左が怖い」など人それぞれ。筆者も3W難民のひとりですが、そんな悩みを一掃してくれたのがタイトリストの新作『GT1 3TOUR』です。ツアープロの厳しい目線で磨き上げられつつ、アマチュアでも扱いやすい設計。先日のラウンドで18ホール打ち比べた結果を、忖度なしでお届けします。
<目次>
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GT1 3TOURとは?
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進化ポイントと主要テクノロジー
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詳細スペック一覧
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実戦試打インプレッション
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使用プロの評価
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価格・発売日・購入方法
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GT1 3TOURはこんなゴルファーにおすすめ
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まとめ
1. GT1 3TOURとは?
GT(Gravity Technology)シリーズは「低重心で高初速」をコンセプトに2024年にデビュー。今回追加された『3TOUR』はツアー向けロフト14.5度の3番専用ヘッドで、GT1ファミリーの中でも最も“飛び”と“操作性”を両立した位置づけです。一般的な15度スプーンよりやや立ったロフトながら、深低重心化で打ち出し高さとランの伸びを両立し、強風下でもキャリーを落とさない点が大きな武器となります。
2. 進化ポイントと主要テクノロジー
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ストロング“ツアーロフト”設計:14.5°という攻めのロフト設定でも球が浮きやすく、ロースピン・高弾道を実現。
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デュアルウェイト・チューニング(11g/3g):標準は前方11g・後方3gで低スピン設定。入れ替えれば高打ち出し寄りに即変更。
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マルチマテリアルボディ:軽量カーボンクラウン+高比重ソールで余剰重量を最適配置し、慣性モーメントを先代比6%アップ。
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SureFit ホーゼル:16通りのライ角・フェース角調整が可能。
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改良サウンドリブ:心地よい「詰まった金属音」と柔らかな打感を両立。
3. 詳細スペック一覧
項目 | GT1 3TOUR |
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ロフト | 14.5° |
ライ角 | 57.0° |
ヘッド体積 | 180 cc |
クラブ長さ | 43.0 インチ |
バランス | D3(Speeder NX Black 60装着時) |
総重量 | 325 g(Sフレックス基準) |
ストックウェイト | 前11 g/後3 g(入れ替え可) |
価格 | 66,000円(税込・ヘッド単体) |

4. GT1 3TOURとGT1標準モデルの比較表
比較項目 | GT1 3TOUR(本機) | GT1 フェアウェイ(標準15°) |
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ロフト設定 | 14.5°のみ | 15°/18°/21°/24° |
ヘッド体積 | 180 cc | 185 cc |
重量コンセプト | 標準(ツアー仕様) | ウルトラライトウェイト |
重心設計 | 低浅重心+低スピン | 深低重心+高打ち出し |
ウェイト | 11g前+3g後(入替可) | 9g前+3g後(入替可) |
想定弾道 | 中高弾道・ロースピン | 高弾道・中スピン |
ターゲット | キャリー240y超を狙う中上級者 | ミート率を上げたいミドル~シニア層 |
価格(税込) | 66,000円(ヘッド単体) | 66,000円(Air Speeder装着) |

ポイント:3TOURはスピン量が約400 rpm少なく、ランが伸びる一方で、標準GT1は軽量シャフトとの組み合わせで打ち出し角が約1.5°高く、キャリーを稼ぎやすい設計です。
5. 実戦試打インプレッション
●ティショット(パー4 380y/フォロー)
キャリー255y・トータル275y。ドライバーより20y短いがフェアウェイキープ率100%でセカンドが楽に。
●セカンドショット(パー5 520y/残り235y)
薄芝からでも高弾道でグリーン手前3yに着弾→オン。スピンは約2700 rpmで伸びのあるドロー。
●ウェイト入れ替えテスト
11 gを後方に移すと打ち出し角が1.3°上がり、スピン300 rpm増。キャリー+5y、ラン減少。砲台グリーン攻略に◎。
👍 良かった点 vs 🤔 微妙な点
👍 良かった点 | 🤔 微妙な点 |
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• ツアーロフト14.5°でも高弾道が出やすい • ウェイト交換で弾道を即座に調整可能 • フェース下部ヒットでもキャリーが安定 • タイトリストらしいクリアな打感・打音 |
• 標準価格66,000円とやや高価格帯 • 14.5°の1ロフトのみでバリエーション限定 • 初心者には操作性が難しい可能性 • ヘッド単体販売でシャフト代が別途必要 |
📊 項目別詳細評価(100点満点)
評価項目 | スコア | 評価バー | コメント |
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🚀 飛距離 | 88点 | キャリー255y達成、ランも伸びて満足 | |
⬆️ 上がりやすさ | 91点 | 14.5°でも高弾道、薄芝からでも◎ | |
🎯 つかまり | 84点 | 自然なドローが打てるが極端ではない | |
🛡️ 寛容性 | 89点 | フェース下部ヒットでもキャリー安定 | |
🎮 操作性 | 93点 | ウェイト交換で弾道調整が秀逸 | |
✋ 打感 | 92点 | タイトリストらしいクリアな打感 | |
🎯 方向安定性 | 90点 | フェアウェイキープ率100%の実績 |
🏆 総合評価
ツアー仕様の本格派ながらアマチュアも扱いやすい優秀な3番ウッド
6. 価格・発売日・購入方法
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発売日:2025年8月8日(日本)、USは8月7日
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予約開始:7月22日〜公式オンライン/Team Titleist加盟店
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価格:ヘッド単体66,000円(税込)、カスタムシャフト+22,000〜27,500円
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フィッティング:全国のタイトリストフィッティングセンターで常設試打可能
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USモデルは米国通販大手〈Fairway Golf USA〉でも購入可能。 日本未入荷シャフトや左用早期入手を狙うなら要チェックです。
7. GT1 3TOURはこんなゴルファーにおすすめ
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ドライバー代わりに3Wで安定ティショットを打ちたいプレーヤー
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14〜15°ヘッドでキャリー240y以上を狙う中〜上級者
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弾道を状況に合わせて変えたい戦略派
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打感・打音にこだわるタイトリストユーザー
競合モデルとの比較
同14〜15°帯のテーラーメイド『Qi10 Tour』、キャロウェイ『Ai SMOKE ♦♦♦』と比べると、GT1 3TOURは「球の高さ」と「直進性」のバランスが秀逸。フェース下部ヒットでもキャリーが落ちにくく、打音・打感のクリアさもタイトリストらしい仕上がりです。
8. まとめ
GT1 3TOURは「ツアーフェースなのにミスに強い」理想的なスプーンでした。前後ウェイトで弾道を瞬時に切り替えられるため、コースや風向きに合わせて頼れるエースになります。
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あなたのゴルフを次のステージへ押し上げる一本。ぜひコースでそのポテンシャルを確かめてみてください!
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